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2024.11.29
卒園アルバムに載せる先生からのメッセージ、子どもが喜ぶノウハウ6選(例文付き)
こんにちは、キッズドン!代表の宗川玲子です。
卒園アルバムへのメッセージ作成を依頼された先生方から「どう書いたら良いか分からない」「伝えたい想いはあるのに上手く文章にできない」「限られた文字数でどこまで書けば良いのか」というお悩みをよくお聞きします。
今回は私どもの経験から、子どもたちの心に響くメッセージの書き方のコツを6つと例文をご紹介します。
これらのポイントを意識するだけできっと素敵なメッセージが書けるはずです。
- メッセージの例文が見たい
- メッセージをかくコツってあるの?
- 文章を書くのが苦手で困ってる
- 短文で書いてと言われても返って難しい
- 悩まずにメッセージを書き上げたい
目次
メッセージ作成ノウハウ6選
ご紹介するメッセージの書き方はこの6つになります。
- 1. 擬音語・擬態語を効果的に使う
- 2. 成長の変化を具体的に伝える
- 3. 印象的な会話シーンを入れる
- 4. 得意なことを具体的に褒める
- 5. 将来への期待を込める
- 6. 先生自身の気持ちを素直に表現する
それでは、それぞれのポイントを詳しく解説していきましょう。
1. 擬音語・擬態語を効果的に使う
子どもたちにとって、「とことこ」「わくわく」「にこにこ」といった擬音語・擬態語は、情景を思い浮かべやすく親しみやすい言葉です。
これらの言葉を入れることで、文章に温かみが生まれ、当時の様子が生き生きと蘇ってきます。
さらに、読み聞かせの絵本のような親しみやすさも加わり、子どもたちの心により深く響くメッセージとなります。
例文
- 「とことこ歩く姿が可愛かったね。今ではぴょんぴょん元気に走り回るようになりました。げんきいっぱいの笑顔で園庭を駆け回る姿を見るたびに、先生はうれしくなります」
- 「にこにこ笑顔で『先生!』と呼んでくれる声が大好きでした。朝のお支度をてきぱきと済ませて、ぴかぴかの笑顔で挨拶してくれる毎日が宝物です」
- 「だいすきなおままごと、いつもくるくる走り回って楽しそうでしたね。お友達とわいわいごはんを作る姿に、先生も思わずにっこり笑顔になりました」
- 「最初は泣いてばかりだったけど、今ではすたすた歩いて『おはようございます!』とげんきいっぱいの声で挨拶してくれるようになりましたね。お友達のことも『○○ちゃん、いっしょにあそぼう!』とにこにこ笑顔で誘えるようになって、とても素敵です」
- 「ぎゅっと手を握って『先生、見ていてね!』と言ってくれた鉄棒チャレンジ。最初はこわごわだった逆上がりも、毎日コツコツ練習して、今では上手にできるようになりましたね。『できた!』と飛び跳ねて喜ぶ姿に、先生も胸がいっぱいになりました」
- 「お片付けの時間、いつもてきぱき行動できる素晴らしい姿に感心していました。小さいお友達にも『ここだよ、いっしょにかたづけようね』とやさしく声をかけて、てきぱきお手伝いする姿は、さすが年長さんでした」
- 「入園したての頃は、お母さんと離れるのが寂しくて『えーん』と泣いていた優子ちゃん。でも今ではとことこ歩いて登園して、にこにこ笑顔で『おはようございます!』と元気な声で挨拶してくれるようになりましたね。お友達のことも『○○ちゃん、だいすき!』と優しく声をかけてあげられる素敵な女の子に成長しました。わんぱくだった給食の時間も、今ではもぐもぐ上手に食べられるようになって、その成長を見られて、先生もほっこり温かい気持ちになりました」
- 「『どきどきするけど、がんばる!』と言って、運動会の徒競走に挑戦した時のこと、今でも覚えています。ころころと転んでも、すぐに立ち上がってぴょんぴょん跳びながらゴールまで走り切った姿に、先生は感動しました。『もういっかいやりたい!』と目を輝かせながら話してくれた顔が忘れられません。あの時の『やってみよう!』という気持ちは、きっと小学校でも大きな力になるはずです。かけっこだけでなく、鉄棒や縄跳びにも『できるまでがんばる!』と挑戦する姿勢が、とってもかっこよかったですよ」
- 「お絵かきの時間、いつもくるくるっと楽しそうに描いていましたね。『せんせい、みてみて!』と嬉しそうに絵を見せてくれる瞬間が大好きでした。真っ赤なお花も、きらきら光るお星様も、全部があなたらしい素敵な作品でした。そして今では、とじっくり時間をかけて、細かい部分まで丁寧に描けるようになって、その成長ぶりには驚かされます。お友達の絵も『すてきだね!』と優しく褒められるようになって、先生は本当に嬉しく思います」
2. 成長の変化を具体的に伝える
「できなかったことができるようになった」という具体的なエピソードは、子どもたちの自信につながります。
小さな変化を丁寧に言葉にすることで、子どもたち一人一人の頑張りを形として残すことができます。
また、保護者の方々にとっても我が子の成長を実感できる大切な記録となります。
例文
- 「苦手だった給食も、今ではぜんぶ食べれるようになりましたね。特に苦手だった野菜も『これなら食べられる!』と自分から挑戦する姿に、先生はびっくりしました。お友達に『どうしたら食べられるようになったの?』と聞かれて、やさしく教えてあげる様子も印象的でした」
- 「はじめは一人遊びが多かったのに、今では友達のリーダーです。困っているお友達に『だいじょうぶ?』と声をかけたり、遊びのルールを優しく教えてあげたり、みんなから頼られる存在になりましたね。その姿を見るたびに、先生は誇らしく思います」
- 「年少の頃は、自分で着替えることが苦手でしたね。でも『じぶんでやる!』という気持ちを大切に、少しずつ練習を重ねて、今ではボタンも上手にとめられるようになりました。その頑張り屋さんの姿に、先生はいつも感動していました」
- 「年少の頃は自分の気持ちを言葉にできずにいましたが、今では『○○したいな』『こうしたらいいと思う』とはっきり伝えられるようになって、とても頼もしいです。お友達との会話も上手になって、みんなで楽しく遊ぶ姿を見るたび、先生は大きな成長を感じました。これからも自分の気持ちを大切にして、たくさんのお友達と関わっていってください」
- 「最初は鉄棒が怖くて近寄れなかったけど、毎日少しずつ練習して、今では逆上がりができるまでになりました。コツを教えてもらったお友達に『ありがとう』と言える優しい心も育ちましたね。できないことも諦めずに挑戦する強い心は、きっとこれからも大きな力になるはずです。その姿を見守れた先生は幸せでした」
- 「年中さんの頃は、お当番の発表が苦手で、いつも小さな声でしたね。でも毎日の練習で少しずつ自信がついて、今では大きな声で堂々とお話ができるようになりました。『次は○○をします』と、みんなの前で自分の考えを発表できるようになったことは、とても素晴らしい成長だと思います」
- 「入園当初は、朝のお支度に時間がかかり、よく『せんせい、てつだって』と泣いていましたね。でも『自分でやりたい』という気持ちを大切に、少しずつ挑戦する姿に先生は感動していました。今では、上靴に履き替えて、コップを洗って、エプロンをかけて…と、てきぱきとお支度ができるようになりましたね。さらに『○○ちゃん、いっしょにやろう!』と、困っているお友達を誘って一緒にお支度する優しい心も育ちました。その成長ぶりには、本当に目を見張るものがあります。これからも、一つ一つのことに丁寧に取り組む、その素晴らしい姿勢を大切にしてください」
- 「『お友達と遊びたいけど、どうしたらいいかわからない』と、よく相談に来てくれましたね。始めは緊張して固まってしまうことも多かったけれど、勇気を出して一歩一歩近づいていく姿に、先生はいつも励まされていました。今では自分から『いっしょにあそぼう!』と声をかけられるようになり、たくさんのお友達と楽しく遊べるようになりましたね。困ったときは『どうしたらいいかな?』とお友達と一緒に考えられるようになって、けんかになっても『ごめんね』『いいよ』と優しい言葉で仲直りできる素敵な子どもに成長しました。その頑張りは、先生の大切な宝物です」
3. 印象的な会話シーンを入れる
子どもたちとの会話は、その子らしさが最も表れる大切な瞬間です。
「せんせい!」と呼んでくれた声、困ったときの「どうしよう…」、できた時の「やったー!」など、実際の会話を入れることで、そのシーンが生き生きと蘇ってきます。
例文
- 「『せんせい!みてみて!』と嬉しそうに駆け寄ってきた時の笑顔が忘れられません。新しいことができた時、真っ先に報告してくれる姿に、先生もいつも元気をもらっていました。その素直な気持ちを、これからも大切にしてくださいね」
- 「『○○くんが転んじゃった!だいじょうぶ?』と、いつも真っ先に駆け寄ってくれましたね。困っているお友達に『いたいの、いたいの、とんでけー!』と声をかける優しさに、先生はいつも心を打たれていました。その思いやりの心は、みんなの宝物です」
- 「『せんせい、これむずかしいけど、がんばってみる!』という言葉が、とても印象に残っています。諦めずにチャレンジする勇気は、これからもきっと大きな力になるはずです。その前向きな気持ちを、ずっと忘れないでくださいね」
- 「朝の準備が終わると『せんせい、おてつだいする!』と張り切って手伝ってくれましたね。『○○ちゃんも手伝おうよ!』とお友達を誘って、みんなで協力する楽しさを教えてくれました。お手伝いの後の『えへへ、たのしかった!』という笑顔は、先生の大切な思い出です。これからも、その素敵な気持ちを大切に育ててください」
- 「給食の時間、苦手な野菜に出会うと『うーん、どうしよう…でも、ちょっとだけがんばってみる!』と自分に言い聞かせる姿が印象的でした。食べられた時の『せんせい、できたよ!』という誇らしげな表情は、今でも心に残っています。その『やってみよう』という気持ちは、これからもきっとあなたの力になるはずですよ」
- 「園庭で転んでしまった時、『いたいよー』と泣いていたお友達に『だいじょうぶ?いっしょに保健室行こうね』と声をかけてくれましたね。『あとでいっしょにあそぼうね!』と約束する優しい言葉に、先生はとても感動しました。その思いやりの心は、みんなの心をあたたかくする素晴らしい宝物です」
- 「運動会の練習で、リレーのバトンパスがうまくいかず、『むずかしいよ~』と涙ぐんでいた時のこと。でも『もう1回!』『次は絶対できる!』と何度も挑戦する姿に、先生は感動していました。チームのお友達も『大丈夫、一緒に練習しよう!』と励ましてくれて、最後には『せんせい、見ててね、今度は絶対上手にできるから!』と自信いっぱいの声で教えてくれましたね。本番では『やったー!できた!』と飛び跳ねて喜ぶ姿に、先生も思わず涙が出そうになりました。あきらめない気持ちと、お友達と励まし合える優しい心は、これからもきっとあなたの大きな力になるはずです」
- 「『せんせい、○○ちゃんがね、おうちで赤ちゃんが生まれたんだって!』『すごいね!おめでとう!』と、お友達の嬉しいニュースを一緒に喜んでくれましたね。『あのね、私も妹さんのお世話、手伝ってあげたいって言ったの!』と誇らしげに話してくれた時の笑顔は、今でも忘れられません。困っているお友達がいると『だいじょうぶ?』『いっしょにあそぼう!』と声をかけ、喜びも悲しみも分かち合える、そんな素敵な心を持ったあなたを、先生はとても誇りに思っています。その優しさは、きっとこれからも多くの人の心を温かくしてくれることでしょう」
4. 得意なことを具体的に褒める
その子の「得意なこと」「頑張ったこと」を具体的に褒めることは、子どもたちの自信につながります。
単に「上手」「すごい」だけでなく、どんなところが素晴らしかったのかを具体的に伝えることで、より心に響くメッセージとなります。
例文
- 「絵本の読み聞かせの時、小さいお友達に『ここ見てごらん』と優しく声をかけながら一緒に読んでいましたね。お兄さんらしい頼もしい姿に、先生はいつも感心していました」
- 「折り紙が得意な智子ちゃん。難しい折り方も『もう一回チャレンジ!』と何度も挑戦する姿が、とてもかっこよかったです。完成した作品を『プレゼント』とお友達にあげる優しさも素敵でしたよ」
- 「鉄棒の練習、毎日コツコツと頑張る姿に感動しました。できた時は『せんせい、見ていてね!』と何度も見せてくれて、その誇らしい表情は先生の宝物です」
- 「お片付けの時間、いつも率先して動いてくれましたね。『ここは○○くんと一緒にかたづけよう!』とお友達を誘って協力する姿、『こっちはもう終わったよ』と次々と気がつく細やかさ、全てが素晴らしかったです。その頼もしさは、先生も見習いたいくらいでした」
- 「発表会の練習、セリフを覚えるのが大変でしたね。でも『家でも練習したよ!』と嬉しそうに教えてくれて、本番では堂々とした姿を見せてくれました。諦めずに頑張り続けた強い心は、これからもきっと大きな力になるはずです」
- 「お弁当の時間、苦手なおかずも『今日は一口食べてみよう』と自分で決めて挑戦する姿に感動しました。『やってみたら、おいしかった!』と教えてくれた時の笑顔は、とても輝いていましたよ」
- 「運動会でのリレー、バトンの受け渡しが難しくて何度も失敗してしまいましたね。でも『もっと練習したい!』と毎日園庭で走る姿に、先生は感動していました。チームのみんなと『こうしたらいいんじゃない?』とアイディアを出し合って、一緒に考えて練習する姿は、本当に頼もしかったです。本番では見事なバトンパスを見せてくれて、最後まで走り切ったその姿は、今でも先生の心に焼き付いています。諦めない気持ちと仲間と協力する心は、これからもずっとあなたの宝物になるはずです」
- 「劇遊びの時間、台本を手作りしてくれましたね。『○○ちゃんは、こんなセリフの方が言いやすいと思う』『この場面は、みんなでジャンプした方が楽しそう!』と、お友達のことを考えながらアイディアを出してくれました。みんなで相談しながら作り上げた劇は、とても素敵な思い出になりました。そして本番では、堂々とした演技を見せてくれて、先生も思わず涙が出そうになりました。想像力豊かで、お友達思いのその優しい心は、これからもきっと多くの人を笑顔にすることでしょう」
5. 将来への期待を込める
子どもたちの良いところを認めながら、それを将来に結びつけて期待を伝えることで、前向きな気持ちを育むメッセージとなります。
例文
- 「困っている人を見つけると、すぐに『大丈夫?』と声をかけられる優しい心の持ち主。その思いやりの心は、小学校でもきっとたくさんの人を笑顔にするはずです」
- 「『むずかしいけど、やってみる!』という挑戦する気持ちは素晴らしいですよ。その強い心は、これからの新しい出会いでも、きっと大きな力になるはずです」
- 「お友達と協力して遊ぶのが上手なゆうとくん。その素敵な心は、小学校でもたくさんの友達の輪を広げてくれることでしょう」
- 「絵本が大好きで、いつも真剣なまなざしで見入っていましたね。『この続きはどうなるんだろう』とワクワクしながら想像する姿が印象的でした。その好奇心いっぱいの心は、きっと小学校でも新しい発見の扉を開いてくれるはずです」
- 「お当番の時間、いつも張り切って取り組んでくれましたね。『次は何をすればいいですか?』と率先して動く姿は、とても頼もしかったです。その責任感の強さは、小学校でもきっと周りの人から信頼される存在になることでしょう」
- 「『せんせい、○○ちゃんが泣いているの。一緒に遊ぼうって誘おうと思う』と、お友達のことを考えられる優しい心を持っていますね。困っている人に気づける優しさ、声をかける勇気、一緒に遊ぶ思いやり、全てが素晴らしい力です。その温かい心は、小学校でも、そしてその先も、きっと多くの人の心を癒してくれることでしょう。これからも、その素敵な心を大切に育ててください」
6. 先生自身の気持ちを素直に表現する
「先生も嬉しかった」「感動した」など、先生自身の感情を素直に伝えることで、より心のこもったメッセージになります。
例文
- 「毎朝、元気な声で『おはようございます!』と挨拶してくれて、先生はいつも一日の元気をもらっていました。その明るい笑顔は、みんなの心を温かくする素敵な力を持っていますよ」
- 「頑張ったことを『できた!』と真っ先に教えに来てくれて、その度に先生も嬉しい気持ちでいっぱいになりました。一緒に喜び合えた時間は、かけがえのない宝物です」
- 「運動会で転んでしまった時、悔しくて泣いていましたね。でもすぐに立ち上がって『まだ走れる!』と最後まで頑張る姿に、先生は心を打たれました。その強い心は、これからもきっとどんな困難も乗り越えていけるはずです」
- 「お友達と意見が合わない時も『どうしたらいいかな』と考えて、優しい言葉で気持ちを伝えられるようになりましたね。その成長を見守れたことは、先生にとってこの上ない喜びです」
- 「○○組の担任として過ごした1年間、たくさんの感動をありがとう。時には泣いて、時には笑って、でもいつも前を向いて頑張る姿に、先生も何度も勇気をもらいました。困難にぶつかっても『できる!』と信じる強さ、お友達の気持ちに寄り添える優しさ、新しいことに挑戦する勇気、全てが素晴らしい宝物です。あなたと出会えたことを、心から感謝しています」
おわりに
メッセージを書くことに不安を感じる先生方も多いと思います。
でも、日々の保育の中で感じた「この子らしさ」「成長」「感動」を素直に言葉にすれば、きっと心のこもったメッセージになるはずです。
完璧な文章を目指すのではなく、その子への「愛情」「感謝」「期待」を率直に伝えることが大切と言われています。
このメッセージは、子どもたちの心の中でかけがえのない宝物として輝き続けることでしょう。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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