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2024.11.29
卒園アルバム、少人数だからこそ作りたい!-小部数制作のヒントとノウハウ-
こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。
近年、保育園や幼稚園の年長クラスで「10名未満」という少人数のクラスが増えています。
このことから「クラスの人数が少ないから卒園アルバムは作れない…」と諦めてしまう園や保護者の方が増えている状況を、卒アル制作の現場で実感しています。
ですが、少人数だからこそ作れる素敵なアルバムの形があります。
今回は、そんな小部数での卒園アルバム制作について、実例を交えながらお話ししていきたいと思います。
- 小部数でも高額でないアルバムを作りたい
- 保護者の中に制作スキルを持つ人がいない
- 小学校の卒業アルバムとして制作はできる?
- 人数が少ないなりの魅力的なアルバムを作りたい
- 少ない人数の場合どんな構成にすればいいの?
目次
1.少人数制作が増えている背景とは
私ども卒園アルバム制作メーカーキッズドン!では、ここ数年で「10名未満」の小部数の卒園アルバム制作依頼が、目に見えて増加しています。
少人数クラスが増えている背景には、少子化による園児数の減少だけでなく様々な要因が絡み合っています。
なぜ少人数クラスが増えているの?
少人数クラスが増加している理由は、大きく4つあります。
1. 少子化による園児数の減少
これは避けられない社会現象。特に地方都市で顕著に表れています。
2. 園の小規模化
大規模園から、よりきめ細やかな保育を目指す小規模園へのシフトが進んでいます。
3. 各家庭のニーズの多様化
延長保育や特色のある教育方針など、それぞれの家庭に合った園選びが主流になってきました。
4. コロナ禍の影響
コロナ禍以降、感染症対策として、クラスの少人数制を継続している園も少なくありません。
少子化以外の理由
実は少人数クラスには、保育や教育の面でいくつものメリットがあります。
- 一人一人に目が行き届く保育が可能
- 子どもの性格や特徴を把握しやすい
- きめ細やかな指導ができる
- 保護者とのコミュニケーションが密に取れる
このような利点から、あえて少人数制を選ぶ園も増えてきていると聞きます。
小部数のアルバム制作を躊躇する理由
「10名未満だと卒園アルバムは作れない…」そう考える理由は主に次の2点になります。
費用面での不安
一般的に、アルバムの制作部数が少なくなると1冊あたりの単価は上がります。これは製本に使用する「紙」のサイズに対して大量の「無駄」が発生し、その無駄の料金が上乗せされるからです。
例えば20冊で制作すると1冊7,000円だったアルバムが、5冊制作だと12,000円になってしまうといったケースもあります。
作業量への不安
少人数だと制作に関わる保護者の数も限られます。
そのため、一人あたりの作業負担が大きくなるのでは?という不安があります。
写真撮影、選定、レイアウト、デザインなど、やるべきことは20名を超えるクラスと変わりません。
むしろ一人当たりの写真点数は増える可能性もあり、作業量を心配される声をよく聞きます。
▼コラム:「小部数制作に適した業者の探し方」
小部数の制作を依頼する際は、以下の3点をチェックしましょう。
1. 少部数の実績があるか
公式サイトやブログで、小部数制作の実例が紹介されているかをチェック。
2. 料金体系が明確か
3冊〜9冊の料金が明確に提示されているか確認し、サイト等に掲示が無い場合見積請求を行ってみましょう。
3. 制作サポート体制
少人数ゆえの不安や疑問に、丁寧に対応してくれるかどうか。メールや電話での問い合わせ対応を試してみるのもおすすめです。
2.少人数制作だからこそのメリット
ここからは「少人数制作ならではのメリット」をご紹介します。
一人一人の思い出を贅沢に収められる
20名以上のクラスでは、どうしても個々の写真掲載枚数に限りがあります。
しかし少人数なら、一人一人の園生活をより豊かに切り取ることができます。
行事ごとの写真点数を増やせる
運動会や発表会といった行事では、一人の園児に対して複数のシーンを掲載できます。
例えば運動会のかけっこ。20名クラスでは「スタートの瞬間」だけ…といった掲載になりがちですが、少人数なら「スタート」「中盤の疾走シーン」「ゴールの瞬間」と、成長の記録として貴重な連続写真を残すことができます。
日常の素敵なシーンも掲載できる
行事以外の、何気ない園生活の一コマにも目を向けられるのが少人数制作の魅力です。
お絵かきに夢中な表情、お友達と仲良く遊ぶ姿、給食を美味しそうに食べる様子…。そんな日常のキラリと輝く瞬間を、より多く収めることができます。
クオリティの高い仕上がりが実現
少人数制作では、一つ一つの写真やページにかける時間を贅沢に取ることができます。
写真選びに時間をかけられる
大勢のクラスだと、どうしても効率を重視した写真選びになりがちです。
しかし少人数なら、一枚一枚の写真をじっくりと吟味できます。
「この表情が一番いいね」「この角度がステキ」といった細かな視点での選定が可能になり結果として思い出の質が高まります。
デザインの細部まで確認できる
お客様が原稿を制作される場合で、レイアウトやデザインにおいても、より丁寧な仕上げが可能です。
1点1点の写真を比較的大きめに配置できることから、写真の配置や大きさ、文字の入れ方まで、細部にこだわった作りこみができるのです。
先生との触れ合いシーンが豊富
少人数クラスならではの、先生と園児の密接な関わりの瞬間を、たくさん収められます。
おすすめの撮影シーン
- 絵本の読み聞かせで、先生の膝に座る姿
- 製作活動で、先生に教えてもらう様子
- 園庭で、先生と一緒に遊ぶ光景
- お昼寝前の、やさしく背中をトントンしてもらうシーン
- 運動会で抱き合って喜ぶシーン
これらの温かな「個人的な」触れ合いの写真は、大人数のクラスではなかなか撮影できないものです。
保護者間の意見調整がスムーズ
人数が少ないからこそ、保護者間での意見交換や合意形成がスムーズに進みます。
話し合いがしやすい
「どんなアルバムにしたい?」「この写真はどう?」といった話し合いが、少人数なら和やかな雰囲気で進められます。
また、LINEグループでの情報共有も、人数が少ないほどレスポンスが早くコミュニケーションがとりやすいものです。
全員の想いを反映できる
制作過程で出てくる「こんなページがあったらいいな」「この写真も入れたい」といった要望も、少人数なら柔軟に対応できます。
一人一人の想いに寄り添ったアルバム作りが実現でき可能性があります。
▼コラム:「先生からのメッセージも充実!」
少人数クラスでは、先生からの心のこもったメッセージをたっぷりといただけます。
20名以上のクラスだと、時間的制約から短めのメッセージになりがちですが、少人数なら、一人一人の成長エピソードを交えた温かなメッセージを書いていただけることが多いのです。
「〇〇ちゃんが、初めてお片付けを頑張った日のこと」「△△くんが、お友達と仲直りできた時の嬉しそうな表情」など、具体的なエピソードを含んだメッセージは、アルバムの価値をより一層高めてくれます。
保護者制作でのプロセスを解説したブログがございます。
3.小部数制作を成功させるポイント
「少人数だからこそできることがある」ということはご理解いただけたと思います。
では実際に、どのように進めていけば理想のアルバムが完成するのでしょうか。
おすすめの制作方法
小部数制作では、保護者の人数も限られます。だからこそ、効率的な制作方法の選択が重要になってきます。
デジタル活用のメリット
デザインにこだわらなければパソコンを使わなくてもスマホだけで素敵なアルバム制作ができます。
例えば「Canva(キャンバ)」というオンラインツールを使えば、スマホで撮影した写真をその場でレイアウト可能。
通勤電車の中や、子どもの習い事の待ち時間にちょこちょこ作業を進められるのも魅力的です。
また、クラウドサービスを利用すれば、写真の共有も簡単。「この写真、いいね!」「ここはこんな風にしてみては?」とLINEなどで気軽に意見交換もできます。
私どもキッズドン!ではCanva(キャンバ)関する操作方法や活用方法を紹介したブログを多数リリースしています。
下記はその中でもアクセスの多い記事になります。
卒園アルバムをブックタイプではなく「デジタル化」で作成する方法を紹介してるブログもございます。
プロに任せるメリット
実は少人数制作こそプロに任せるのがおすすめです。その理由は3つあります。
- 写真選びに集中できる
- デザインの心配が不要
- 作業時間を大幅に削減できる
そして何より「少人数でのアルバムデザイン」のノウハウを経験値から持ち合わせていることです。
プロのデザイナーは、選んでいただいた写真の魅力を最大限に引き出すレイアウトを提案します。
キッズドン!にもデザイナー制作の「おまかせコース」がございます。
写真撮影のコツ
少人数ならではの写真撮影のポイントをご紹介します。
撮影係を決める
運動会や発表会などの行事では、撮影担当を決めておくと効率的です。例えば、
- 全体を撮る係
- 表情アップを撮る係
- 集合写真を撮る係
などが挙げられます。このように役割分担をすることで、一人の園児に対して様々な角度からの写真が揃います。
アングルを工夫する
同じシーンでもアングルを変えることで印象が大きく変わります。
- 少し上から撮ると友達との関わりが見えやすい
- 横から撮ると表情が際立つ
- 後ろから撮ると何かに取り組む姿勢が伝わる
少人数なら、一人の園児に対してこんな風に複数のアングルで撮影する余裕があります。
▼コラム:「スマホでもここまで撮れる!」
最近のスマホカメラは本当に優秀です。フラッグシップモデルでなくても、以下の点に気をつけるだけで十分アルバムに使える写真が撮影できます。
・カメラレンズをこまめに拭く(これ意外に皆さんされていません)
・逆光を避ける
・HDRモードを活用する
・手ブレ補正をオンにする
・人物撮影モードを使う
動きの速い園児の撮影には、連写機能が大活躍。まずは撮って、あとで良いショットを選べばOKです。
「昔のように一眼レフが必要」という時代は終わりました。手軽に持ち歩けるスマホだからこそ園児の自然な表情を逃さず撮影できます。
こちらのブログも参考になさってください。
NEWS:3名からでも作れます!キッズドン!が小学校の卒業アルバムも小部数制作を開始
近年、地方や過疎化が進む地域の小学校から「卒業アルバムの制作をお願いできないか」というご相談が急増しています。
「3名」「5名」といった極めて少人数の卒業クラスでも、子どもたちの大切な思い出は残してあげたい…。
そんな学校からの切実な声に応え、私どもキッズドン!は卒園アルバム専門のポリシーを広げ、小学校の小部数卒業アルバム制作もお引き受けすることにいたしました。
お困りの背景には主に次のような事情があります。
- 地域の写真館が閉館してしまった
- 小部数だと1冊あたりの単価が高額になりすぎる
- 今まで依頼していた業者の料金が予算に見合わない
- デザイン性の高いアルバムを手頃な価格で制作したい
これらの課題に対し、キッズドン!では独自の解決方法をご提案しています。
特に好評なのが「生徒さんが作成するページ」と「プロのデザイナーが手がけるページ」を組み合わせる方式です。
卒業文集や思い出の作文は生徒さんたちの手作り感を活かし、行事写真や学校生活のページはプロの技術で美しく仕上げます。
また、幼稚園・保育園向けで培った技術は活かしながらも、小学生向けにはよりシンプルで凛とした雰囲気のデザインに仕上げています。
派手な装飾は控えめにし、写真の魅力を引き立てるレイアウトを心がけています。
3名からの制作が可能で、中学受験による早期卒業にも柔軟に対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。
おわりに
少人数だからこそ作れる、温かみのある卒園アルバム。
人数が少ないことを心配する必要はありません。むしろ、一人一人の成長をより丁寧に記録できる貴重な機会だと捉えていただければと思います。
私どもキッズドン!は、3名からの小部数制作を承っております。サンプルアルバムの貸出や、実際の仕上がりを確認できるトライアルキャンペーンもご用意しています。
卒園アルバム制作について、どんな些細なことでもご相談ください。13年の実績を活かし、皆様の想い出作りをサポートさせていただきます。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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