卒園アルバムのつくりかた
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2021.9.11
卒園アルバムパソコン制作 / 成功の鍵は事前準備にあり
パソコン制作は「準備が5割」と言われるほど、本制作前の作業は大切です。
今回はこの事前準備の内容や、注意するべき点、準備から本制作にいたるまでの過程を紹介いたします。
- パソコン制作での注意点
- 何からはじめるといい?
- デザインの方法がわからない
パソコン制作:準備が5割
こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。
卒園アルバムをパソコンで制作する上で最も大切なことは、本制作(デザインやレイアウト作業)前の準備であると言えます。
撮影した写真をそのままソフトに読み込み、レイアウトを仕掛ける行為は、最終的には支障を来すことになりかねません。
今日は、その事前準備の内容と、本制作にいたるまでの順序についてお話しいたします。それは
- 1.リサイズ
- 2.補正
- 3.トリミング
の3点です。順に説明いたします。
リサイズ
写真が持つファイル容量は次の処理に影響してきます。
- パソコンの処理速度
- アップロード時間
- 印刷時における精度
つまり写真の容量が大き過ぎると作業に支障があり、小さ過ぎると印刷に支障があると言えます。各項目をもう少し詳しく見てみます。
パソコンの処理速度
撮影したままの写真は大容量であることから、パソコンの処理能力が追いつかず、スムーズな作業を停滞させる恐れがあります。
特にそれほど性能が高くない旧年型のパソコンを利用の際は、特にこの状態が顕著に現れます。
- 写真をドラッグして少し移動させるたびに時間がかかる
- 写真に加工を施すとしばらくフリーズ/最悪は再起動が必要となる
- 写真点数が多ければ多いほど上の事象は頻繁に起こる
パソコンのフリーズによって作業が滞ることは、正常な制作作業以前の問題であり、第一に解決するべきことだと言えます。
アップロード時間
例えばGoogleフォトなどのクラウドサービスで写真を共有する際、撮影したての写真だとアップロードにも時間を要します。
これはダウンロードも同様で、別のアルバム委員が大容量写真をゲットする際に、相当の時間が必要となります。
印刷時における精度
高精細な印刷結果を得るためには、それなりの容量を誇る写真サイズが必要です。
上記2点とは相反する事になりますが、写真サイズが小さ過ぎると「カクカクした状態」や「滲みのような現象」といった画質劣化が起こり、せっかくのアルバムが台無しとなってしまいます。
このことからある程度の容量を有した写真が必要となるわけです。
上記3点をまとめますと「写真を大き過ぎず、かといって小さ過ぎずに適切なサイズへと変更」することが必要となります。
リサイズしよう!
今は特別な画像処理ソフトを所有していなくても、Webでのオンラインサービスを使用して無料でリサイズが完結します。
複数の写真をまとめてサービスサイトにアップロードし、リサイズ後のデータをダウンロードする仕様であり、大変便利です。
このリサイズの方法、および適切な写真サイズにつきましては、過去に数回関連記事を書いています。詳しくはそちらをご覧ください。
補正
モニターで見てる写真の色や明るさは、実際の印刷では異なってきます。
また、モニターによっても写真の見え方は異なり、Aさんのパソコンモニター、Bさんのスマホ、Cさんのタブレットでは、それぞれ写真の雰囲気が違うわけです。
印刷では一般的に明るさがやや沈む傾向にあります。
色の多少の変化はページの見え方に大きな印象の違いは与えませんが、決定的なのは「明るさ」であり、明るい雰囲気か暗い雰囲気かで大きく印象は変わります。
このことから、写真の明るさは命といって良いでしょう。業者によっては写真1点1点に対して補正処理を行いますが、この工程が仮にあったとしても補正を行うにこした事はありません。
面倒であれば、極端に暗い写真だけを補正する、ワンタッチ補正ができるアプリで最小限で処理をする程度でも良いでしょう。これだけでも印刷の仕上がりは処理前と比較し歴然と好印象になるはずです。
補正ができるWebサービスをいくつかご案内します。
トリミング
トリミングとは、元写真に対して「四角や丸」といったシェイプで、写真の一部を切り取ることを意味します。
人物のシルエットに沿って忠実に切り抜きをすることではありません。
トリミングが行われる機会として最も多いのは「対象人物以外をカットする」になりますが、それ以外でもトリミングが役に立つ場面があります。
それは「写真の意図を明確にする」ということです。
例えば上の写真は女児1名写真ですから、そのままの使用が可能です。ここからトリミングをしたいと思います。
少し右寄りであった被写体を中央の見せ、天地左右を気持ちカットしたのが、この写真です。今まで左右にぼんやり写る友達がカットされることにより、明確に女児が浮かび上がります。
このちょっとしたトリミングで仕上がる写真の積み重ねで、そのページ全体の雰囲気は大きく変化します。
トリミングは、前項の「補正」で紹介したオンラインツールで施工できます。
トリミングのタイミング
トリミングを行うタイミングは、本制作に入る前段階で行うのがベストです。
トリミング後の確定した写真によって、レイアウトを行うことで無駄の無いデザインができます。
仮に配置をした後にトリミングをすると、カットした部分の空間補填ができず、中途半端な印象を与えてしまいます。ご注意ください。
おわりに
今回はパソコン制作の事前準備の内容や、注意するべき点、準備から本制作にいたるまでの過程を紹介いたします。
準備5割と言われるほど、大切なものであり、ストレス無く作業を続ける上で、さらにアルバムのクオリティを上げる上でのの作業となります。
すぐに制作にお取り掛かりたい気持ちを横に置き、結果良好のために、ぜひ行ってください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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