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2021.9.10
卒園アルバム委員、意外にこんな人が向いています
今回は、卒園アルバム制作を長期で運営していく上で、どんな「得意」を持つ人がアルバム委員に向いてるかということについて紹介します。
- 私にできるかしら
- 何が得意ならできる?
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意外にこんな人が向いています
こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。
一見「クリエィティブなことが得意・好き」な人と思われがちですが、決してそれだけではないのです。事務的な要素や、他者との交渉もアルバム制作成功の鍵を握る大切な仕事であることに触れていきます。
クリエィティブだけが仕事ではない
卒園アルバム制作担当者(卒アル委員/卒園対策委員)を決める上で、どんな「得意」を持つ方がふさわしいのでしょうか。
恐らく頭にひらめくのは「アルバムを作る=クリエィティブなことが得意・好きな人」でしょう。クリエィターが集まり、黙々と制作に打ち込むようなシーンをイメージされると思いますが、実際にはその制作前と後に、多くのやるべきことが存在します。
その「やるべきこと」は「クリエィティブなことが得意・好きな人」が苦手とすることも多く、いかに適材適所にメンバーを振り分けて前に進むかが大切と言えます。そんな組織的な委員構成はどんなものかを見ていきましょう。
やりたくない卒アル委員に選ばれた
あなたの卒園アルバム委員の選任方法はどんな基準によるものでしょうか。
恐らくはじめに立候補を募り、そこで定員となれば円満決定。
反対に誰も立候補しない場合は、前年までに役員経験のない方や、普段クリエィティブに携わる方に矛先(ほこさき)が向き、白羽の矢が立つことが多いでしょう。
問題は、他薦で選ばれた方が「卒園アルバムを作ることは自分に不向きなのでやりたくなかった」といった本音を抱える場合です。
その方は制作というジャンルを苦手としています。どうすればこの方は年長期の役員活動を楽しく過ごすことができるでしょうか。
答えは一つであり「苦手としているアルバム作り」以外のお仕事をお願いすることにあります。
実際に上に挙げたケースは大変多く、選ばれた全員がクリエィティブなことが苦手というグループもあるほどです。
それでは制作以外に大切な仕事を次から見てみましょう。
理想の役員構成
まずはじめに、どんな「得意」を持つ人で構成するのが理想かを挙げてみます。
- 1.写真撮影が好き
- 2.コツコツと単調作業を続けられる
- 3.事務処理ができる
- 4.クリエィティブなことが得意
- 5.対人交渉に自信がある
この5項目を得意とする方が集まると、制作がスムーズに進行し、ストレスなく完成まで行き着くことでしょう。掘り下げてみます。
1.写真撮影
写真撮影は好きだが、それを加工してアルバム制作するのは苦手、もしくは時間がないという方は以外にも多くいます。
写真撮影が得意=クリエィティブなことが得意とは、一概にならないのですね。
卒園アルバムの良し悪しは、写真のクオリティに左右されると言っても過言ではありません。いわば本人にとっても責任重大であり、いい写真を撮影するだけでもアルバム委員の大役をこなしていることになります。
ぜひ撮影に専念され、素晴らしい写真をたくさん収めてもらいたいと思います。
2.コツコツと単調作業を続けられる
プリント写真を切り抜きして台紙に貼り付ける「切り貼り制作」にせよ「パソコンソフトでの制作」にせよ、その作業の前に必要なのが「写真選定」です。
先生撮影、カメラマン撮影、そして保護者が撮影した写真を集約して行事ごとに区分し、最良の写真を集める…
一見たくさんの写真を見ることができてワクワクしながら作業できるのでは…と思われるかもしれませんが、実際は大変苦労を伴う作業です。
スマホカメラの進化により、数年前と比較にならぬほど点数が増加しています。
例えば運動会を例にとると、合計写真枚数は、平均700枚。この中からアルバム見開き2ページ分で推奨されてる40枚まで絞り込まなくてなりません。
園児の表情、公平性に基づく園児ごとの枚数調整、メリハリをつけた撮影アングル、などなど様々な条件を考慮しながら選定していく工程は、ものごとをコツコツと先を見ずに進めていける特性の持ち主でなければ音を上げてしまいます。
また、アルバムに掲載するテキスト内容の作成や確認も、この「コツコツタイプ」の方が適任と言えます。
園児氏名やプロフィール、アンケート回答、先生氏名やメッセージ、各ページのタイトルやキャプション等を誤植(文字の間違い)なしに入力し、原稿が出来れば校正(誤りがないかの確認作業)を行う作業です。
これ以外にも、アルバム掲載写真の多くが「プリント写真」だった場合、そのスキャンも大変地味な作業と言えます。
数枚の写真をスキャナーにセットし、スキャンをかけ、その写真を1点1点切り離す…。そしてこだわりがあれば、その画像を補正するなど、ゴールが見えない時間が過ぎていきます。
このように「コツコツ」とした仕事を不平不満なく続けていける方は、非常に貴重な存在です。アルバム委員の最も欲しい人材かもしれません(笑)。
3.事務処理ができる
事務処理に長けてる方には次の作業をお願いされてはいかがでしょうか。
アルバム制作業者窓口担当 / 見積依頼 / 相見積検討 / ページ構成考案まとめ / 全体スケジュール管理 / 保護者から代金徴収 / 全体会計 / 完成アルバム検品 / アルバム完成品の梱包作業 / 卒園後の個別配送手配 / クラウド共有アカウント取得
事務処理を得意とする方の共通点は「効率よく迅速に事を進める」と言えます。
無駄がないテキパキと作業を消化していく様は、見てて気持ちいいですよね。
上に挙げた作業は、何かと時間がかかり面倒な内容ですが、得意な方を中心に事を進めることができれば、そこで余剰した時間を有効活用することができます。
4.クリエィティブなことが得意
あえて説明は不要と思われますが、ご自身で原稿を制作される場合、クリエィティブなことが得意な方が中心となるのは言わずもがなです。
実際、原稿制作作業に関わる方が、委員の中で最も時間を拘束されます。
クリエィティブなことは好きだけど、時間を確保することが難しい…という方も多いと思います。これにより、制作班はできれば多めの人員確保とし、1名が持つページ担当を少なくすることがコツです。
制作ページ数と納期によって配分が変わってきますので、委員発足時に、良く検討されることをお勧めします。
5.対人交渉に自信がある
いわゆるネゴシエーター(交渉担当者)です。
卒園アルバムにはいくつかの交渉のシーンがあります。
カメラマン当日指示 / 保護者へ写真とメッセージ依頼-回収 / 先生への撮影許可申請 / 先生へメッセージ依頼-回収
などが代表的なところです。
カメラマンにはイメージしてる画風を伝え、保護者にはいかに回収締切りを厳守させるか、先生への撮影許可は熱意も必要とされるでしょう。
これらはコミュニケーション能力に長けてる方にお任せするのが一番です。時には相手の心に深く歩み寄り、時にはドライにもの申すといった機転の効く対応に期待がかかります。
おわりに
今回は、卒園アルバム制作を長期で運営していく上で、どんな「得意」を持つ人がアルバム委員に向いてるかということについて紹介しました。
一見、制作が得意な人と思われますが、事務向きの方、コツコツと安定して仕事ができる方、対人交渉が上手な方、など、多岐のスキルが求められます。
ぜひ、得意技を合わせて、卒アルプロジェクトを成功させてください。
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今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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