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2021.9.5
フォトアルバムの印刷用語「銀塩」とは
今日は、卒園アルバム専門メーカーキッズドン!が提供する「ハードカバーフルフラットスタンダード=銀塩フォトアルバム」について解説いたします。「銀塩とはなんだ?」と首をかしげる方も多いと思います。
こんにちは、ブログ担当の宗川 玲子(そうかわれいこ)です。今や様々な印刷方式があり、各アルバムメーカーはこぞって「どこよりも美しい」と声高々にPRを行っています-笑-(かく言う私もそうですが…)
オフセットやオンデマンド、インクジェットといった印刷方式の用語は耳にしたことがあるけど、キッズドン!がオススメしている銀塩は確かにあまり知名度がありません。そこで銀塩の解説を、難解な専門的な内容抜きにお話しします。
銀塩とは従来のプリント写真
簡潔に表現しますと、銀塩は、その紙自体から色が発色されるもの、その他の印刷(オフセットやインクジェット等)は紙に色を吹き付けるものとなります。
銀塩は、乳化剤という薬剤の中に、独自に発色する億単位の粒子(ハロゲン化銀)が存在します。これを含む写真用印画紙に、レーザービームを照射する事で、紙自体から発色が生れ、色カタチが構成されます。
一方銀塩以外の印刷方式は、印刷機器から出されたインキが紙に吹き付けられ、それが定着して写真が構成されます。まずはこの2点の違いがご理解いただけましたでしょうか?
確かに、フィルム時代は、フィルムを上から照射して、印画紙に写る色カタチが感光されて写真となりました。その事を思い返しますと、銀塩への理解が深まります。
銀塩の優れた点は
それでは銀塩の優れた点についてです。前述で乳化剤に含まれる粒子の事を書きましたが、この粒子の数は億単位です。つまりぎっしりと色カタチとなる要素が詰まっています。
これによりなめらかなグラデーションでの階調表現や、色の再現性に優れています。そして大型印刷になればなるほど、この表現力は高まり、他の印刷方式と一線を画します。
さらに耐久性が高く、キッズドン!の銀塩アルバムにはコーティングが施されてるため、少々の水類がこぼれても、さっと拭けば、紙自体が水をはじきます。もしコーティングされてなかったら…印刷ページに指紋がつきます(笑)。
大切なプリント写真に指紋がついて、注意しながら拭き取ったことを思いだします。つまりは銀塩は写真なのです。
さらにはその見栄えの高級感です。銀塩印刷を支えるページ台紙は厚紙を使用し、さらに180開閉ができる仕様のため、見開きが境目なく一枚画として表現できます。これにより写真画質を十分に引出し鑑賞することができます。
前述で「大型プリントほど表現力が増す」と書きましたが、フォトアルバムのページを見開き、A3サイズで見た1枚画は、息を飲むような美しさです。
キッズドン!のアルバムにも銀塩を使用
最後にキッズドン!「ハードカバーフルフラットスタンダード」のアルバムプリントは「FUJIFILM社-FRONTIER(フロンティア)」という高性能ラボ機を使用しています。FUJIFILMが独自に開発した青と緑のレーザー光線によるデジタル露光で、優れた色再現やなめらかなぐれデーションを実現、また、優れたシャープネスなど、フロンティアの特徴が活かされています。
聞き慣れない銀塩プリント。デジタルカメラが現れる以前は、銀塩でのプリントが当たり前だったため、この名称に意識したこともありませんでした。ですがデジタル全盛となった今、希少価値あるものとして取り上げることには、時代変化のスピードを感じざるを得ません。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。それでは、また。
ブログ担当 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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