卒園アルバム制作のヒント
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2022.4.30
卒園アルバム作りたくない…そうつぶやいたあなたに解決法を提案します
「卒園アルバムの制作を始める前は、未来の扉を開くようなワクワク感で気持ちが昂(たかぶ)ったけど、今は全くやる気が起きない…」その心のつぶやき、痛いほどわかります。
卒園アルバム制作メーカーという職に身を置いてる私であっても、我が子の卒アル制作の時は、幾度となくモチベーションの低下を経験しました。
上のつぶやき同様に、色々な境遇で「卒園アルバムつくりたくない」との感情に包まれる方は意外にも大勢いらっしゃいます。
今回は、低迷した気持ちが少しでも晴れて上向きとなるよう、解決の提案をいたします。
- 元々作りたくなかった
- 想像以上に大変でもういや
- 先の長い話だし今やらなくても…
- 委員同士でこも意見割れが続くと…
目次
なぜ作りたくないのか?
こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。
「卒園アルバムを作りたくない」理由の根源はなんでしょうか。
それは恐らく
- アルバムを見る方の期待を超える内容でなくてはならない
- 料金にふさわしいクオリティでないと認めてもらえない
の2点だと思われます。
そしてこの「自ら立てた課題」に対して、
- イメージがつかない
- うまく作る自信がない
- 時間を作らなければならない
といった「恐れ」が、卒アル制作にブレーキをかけてるのだと思います。
つまりこの「対外の評価」を取り払うことにより、行動力アップに期待が持てます。
結論からすると次のようになります。
見る人は期待していない
アルバムを見る方は、大概の場合、その内容に大きな期待を寄せていないものです。
ある程度我が子が掲載されており、園での生活の様子がわかれば納得されることがほとんどです。
保護者一同は、年度始めにアルバム委員の承認を行い、相当の労力が掛かってることを「あなた以上に」理解しているものです。
これにより卒アルの内容に対して評価をつけるなどは「無礼」であると認識しているはずです。
このことから「すごいものを作って感動させよう」といった意気込みを持つ必要もなく、本来気軽に制作に取り組むべきだと思います。
理想と現実のギャップを狭めることが必要
うまく作ろうと意気込み過ぎると、 思い描いたイメージと実際の制作内容の間にギャップが生まれる 可能性が高くなります。
クリエイター気質で、制作時間も十分に取れる方でしたら話は別ですが、そうでない場合はこのギャップに悩まされ、次第に制作意欲は低下していきます。
このことから、
- 理想通りにはまずならない
- 理想通りにならずとも自己を肯定
- 下手だけどそれも個性
と、割り切って事を前に進めるのが、アルバム委員にとっての大切な心構えと言えるでしょう。
3つの作れない理由
心情の持ち方としての結論を先にお話しましたが、具体的な解決策の紹介をしていきたいと思います。
まず「作れない理由」を大きく3つに分類してみました。
- 1.もともと制作を希望していなかった
- 2.希望したが現実は想像以上に大変だった
- 3.まだ時間があると思うと重い腰が上がらない
この3つの問題カテゴリーに対しての策を見ていきます。
ちなみに、各カテゴリーに記載されてる解決策紹介は、他のカテゴリーに当てはまる場合があります。
状況に合わせて色々とお試しください。
1.もともと制作を希望していなかった
役員決めの際に、希望していないにも関わらず、何らかの理由により「卒アル委員」に任命された方は多くいらっしゃいます。
そして希望されてない方は「ものづくり」などが苦手であることが顕著です。
この場合、できるだけクリエィティブなことに関わる機会を減らすことが重要と言えます。
ケースと解決策を挙げていきます。
手作りアルバムを計画されてる場合
仮に制作方法が 1冊づつ手作りするアルバム を計画されてる場合、膨大な作業時間と創意工夫時間を費やすこととなります。
本来ものづくりが苦手な方にとっては、この計画は無謀にも等しく、全冊完成する前に進行が頓挫する恐れさえあります。
輝かしい理想を掲げるよりも、まず現実的な制作手段を取ることが先決といえましょう。
手作りアルバムで掛かる費用と同額で「印刷製本」タイプができないかの再検討をお勧めします。
印刷製本は、決して豪華なアルバムではなく、極論旅行会社のパンフレットのような冊子タイプも視野に入れて検討します。
これにより軽減される負担は「制作工数を減らすことができる」になります。
つくることに苦痛を伴うわけですから、生産量を減らすことが一番と言えます。
印刷製本タイプであれば「全冊共通用の原稿」をページ分制作し、業者に入校することで制作完了です。
原稿制作という作業は避けて通れませんが、1冊づつの制作よりは遥かに良いかと思います。
どうしても手作りアルバムから変えることができない場合、 手作りの内容自体を縮小 するよう検討してはいかがでしょうか。
例えば、現在の計画は「大型のフリー台紙アルバムに園児の写真を切り貼りする」というものであれば、アルバムをコンパクトタイプにするのです。
また、フリー台紙アルバムをおしゃれなスクラップブックにするなどの検討もお勧めです。
コンパクト化されれば、貼ってゆく写真点数も減り、それだけ制作労力が低減されます。
一方でこんな効果も高まります。
- コンパクトでおしゃれ
- 写真少数で訴求力が高まる
- 卒園生にとってジャストサイズ
モノが小さくなったことをポジティブなことに置き換え、コンパクトサイズを選択されたはいかがでしょうか。
関連記事も併せてご覧ください。
印刷アルバムを計画されてる場合
印刷製本の原稿自体を作ることに苦痛を感じてると思います。
いかに簡単にアルバムらしい体裁を作ることができるか… 印刷業者提供の「アルバム制作ソフト」もなんか手間が掛かりそう…
そんな迷いに 「フォトブック」 が一役買うかも知れません。
フォトブックは低価格から高額まで様々な種類があり、どれも「初めての方も簡単にレイアウト操作ができる」をモットーに制作ソフトが作られています。
写真をアップロードし、各ページの写真点数を選択して、ドラッグ&ドロップするだけで、ハイセンスなアルバムが完成します。
もっぱら「卒園アルバム」らしい「かわいらしさ」や「それなりの装飾」をつけることは難しいですが、シンプルな体裁はきっと見る方を魅了するでしょう。
簡単操作でアルバムを作るのであれば、最上位にフォトブックが上がると思われます。
とにかく制作の苦痛から逃れたい
卒園アルバム制作は、実際のデザインだけが作業内容ではありません。
個人ページの素材を保護者に求めたり、先生にメッセージを依頼する対人交渉、予算管理、写真選定や業者との進捗のやりとりなど、多数の作業が存在します。
このことから、制作がだめであっても、それ以外で活躍する場はいくつもあるのです。
先に挙げた「制作以外の仕事」は、それなくては制作が始まらないほど大切な作業です。
その内容にプライドを持って取り組むのも一考かと思います。
関連ブログがございますので、併せてご覧ください。
協力者を求める
複数いるアルバム委員全員が「本当はなりたくなかった派」だった場合、そのメンバーだけで卒アル完成は困難と言えましょう。
この場合、できれば部外で協力いただける方を有志で募るのも一つの手です。
ですが、そうそう上手く見つかるはずもなし…
そんな時、うまく保護者に協力いただく手段として 「個人ページ」 の制作があります。
園児数15名で、仮に24ページのアルバム構成の場合、 1名に対して1ページの個人ページ仕様 にします。
その個人ページの制作は 「各家庭」 で行ってもらうのです。
用紙サイズと使用画材や装飾品の注意点だけを通達し、あとはフリーで手作りしていただきます。
これにより24ページ中15ページ分の制作が割愛となります。
アルバム委員は「9ページ分」をどのような掲載構成にするかを検討し、制作を行います。
本来卒園アルバムは個人ページのようなプロフィール紹介よりも、友達と触れ合いともに過ごした時間を記録する「行事や生活風景」を優先するべきと思います。
ですが、アルバムを見る側にとっては「個人ページ中心のアルバムでも不自然さ」が無いものです。
個人ページに関連する記事がございます。
園児が描いた絵がそのままフィルム台紙アルバムの「表紙と裏表紙」になる 「絵表紙アルバム」 があります。
園で積極的に「写真販売」が行われてる際、このアルバムは保管ツールとして、各家庭にて大変重宝されます。
一層のこと、原稿制作を一切取りやめて、この絵表紙アルバムに変更してしまうのも手段の一つです。
ポイントを挙げてみます。
- 協力者は園児と先生(表紙を制作してくれる)
- 写真保管に役立つため喜ばれる
- 制作に反対意見が出にくい
- 低予算で制作できる
アルバム委員の作業は、絵表紙用紙を業者から受け取り、描画の依頼を園の先生や保護者に依頼するだけです。
キッズドン!でも絵表紙アルバムを扱っております。よろしければ下記ボタンより移動してご覧ください。
2.希望したが現実は想像以上に大変だった
もの作りやデザインに興味があり(または得意、あるいは本職)、アルバム委員に立候補。
意気揚々と制作準備に取り掛かってみたものの、写真撮影や、膨大な枚数からの写真選定にまず辟易。
とりあえず1ページだけでも作ってみようとパソコンと向き合うも、頭の中のイメージと操作テクニックのギャップで「かけ離れたモノ」となり嫌気がさす有様。
制作意欲はどんどん低下し、いつしかパソコンを起動することもおっくうに…
このような境遇の方に向けた解決策の提案です。
写真選定で苦慮
アルバム委員の最初の 難関は「写真選定」 と言います。
スマホカメラの進化により全国民がカメラマンと呼ばれるほど「写真撮影」の機会が増えています。
卒園アルバム用に委員総出で行事の撮影をすることもあるでしょう。
ですが、これによるデメリットは「必要以上に写真点数が膨れ上がる」ことです。
運動会などのビッグイベントの場合では1,000枚を超える数も珍しくありません。
この数から「園児の公平掲載」や「写りの良さ」などを考慮して数十枚に絞り込むのは、想像以上に骨が折れる作業です。
さらに「切り貼り制作」の場合、原稿上のレイアウトを想定して「人物の写りの大中小」を選んでいく必要があり心が折れそうになります。
撮影者が多いゆえに写真点数が増えるのですから、撮影者を減らしてみてはいかがでしょうか。
あるいは予め「この行事の写真はAさんとBさんの撮影分を使用」と取り決めをし、それ以外に写真が存在しても「見ることを控える」ようにします。
写真選定と制作を同一担当者ではなく、分離させることで作業は軽減します。
- Aさんが運動会を撮影する
- Bさんが写真選定を行う
- Cさんが制作を行う
といった具合にチームプレイで作り上げる方法です。
当初の意気込みから意気消沈する方の傾向として「任されたページは徹頭徹尾自分でやる」と強いこだわりを持つタイプだと思います。
委員発足当初にチームプレイ制を取り決めとし、こだわり派にも理解いただくことで、最終的に円滑な卒アル制作の進行となるでしょう。
GoogleフォトやAmazonフォトストレージで写真管理をされてる方は 「フェイスグルーピング」 の使用をお勧めします。
これは「顔認識自動区分機能」で、特定の人物の顔を設定しておくことで、多量の写真を、その設定人物ごとに区分けしてくれる機能です。
百発百中とはいきませんが、ある程度の区分けだけでも大変重宝します。
切り抜きで苦戦
人物の切り抜きをデジタル上で行う場合、下のブログで紹介したような「AIによる自動被写体切り抜き」アプリを使用してると思います。
精度が高く信頼できるアプリと言えますが、撮影条件によっては、手を加えて切り抜き後のデータを修正する必要があります。
これが数点であれば良いのですが、仮に全ての写真を切り抜くとなりと、ちりも積もれば山となり、いつしか手に追えないほどの量に…
切り抜き写真の合間に「四角や丸」の写真を組み込むことで、レイアウトに安定感をもたらします。
シンプルな形状により表現力は高まり、フレームデザインを施すことでおしゃれな雰囲気も演出できます。
そして何より「切り抜き」に関わる時間が削減できることが最大のメリットです。
よろしければ関連ブログを併せてご覧ください。
切り貼りがうまくいかない
切り貼りが思ように進まない原因のトップは 「写真サイズがレイアウトに合わない」 になります。
例えば「ここの位置に高さ40mmのA君の写真を切り貼りしたいけど、どこを探しても80mm程度の大型写真しかない…」
といった状況です。通常切り貼りは「手元にあるL版サイズの写真」ありきで制作していきます。
もし仮に「デジタルで保管されてる写真をプリントして切り貼りに使用」しているのであれば、プリント前の段階でサイズ変更を行う方法があります。
はじめにレイアウト計画を行い、そこで各写真のサイズを計測し、パソコン上で写真を計測サイズに縮小拡大します。
サイズ変更後の写真を「A4白紙ファイル」に収められるだけ収め、それをネットプリント注文、またはコンビニで光沢氏出力するといった方法です。
詳しくは下のブログを参照ください。
制作ソフトが合わない
使用しているソフトが自分に合わない、高度なスキルが必要で思ったように操作ができない…
このような状況は「アルバム制作会社提供の制作ソフト」や「とにかくグラフィックデザインができる無料ソフトでやってみよう」というケースに起こりがちです。
操作方法の習得に時間が掛かる、思い通りの形にすることができないなどのジレンマが、創作意欲を低下させます。
今使用していないソフトに変更するのは面倒なことです。
その思いは「操作方法をまた1から覚えなくちゃならない」という心境からが際たるものですが、よろしければ下のリンクにあるソフトをお試しください。
オンライングラフィックツール「Canva(キャンバ)」は、クリエィティブ系ソフトが未経験でも非常に簡単な操作でデザインができるWebソフトです。
デザインに必要な基本要素を全て揃えており、キッズドン!に入校されるお客様制作原稿の多くに、このCanvaが使われています。
写真数とページ数が多すぎる
卒園アルバムは「あれ入れたいこれも入れたい」との衝動で、気づけば多量のページ数と、各ページに掲載する写真が膨張する傾向にあります。
当初は「大切な思い出だからカットせず作ろう」「みんなで分担すればワケないよ」などの理由を基に、制作を決行するのですが、行く末は今までお話したような展開が待ち受けています。
例えば1ページに写真30枚で作ろうとしていた所を15枚に縮小、36ページで制作しようとしていた所を24ページに縮小、といった削減をおこないます。
当然、当初ページ構成も確定しているでしょうから、大幅な削減は簡単なことではありません。
ですが、この先無理を押し進めて、長期苦痛を感じるよりも、短時間苦しんで構成変更計画を練る方が得策と言えます。
少数写真とページで成り立つか
心配となるのは、掲載する写真とページ数が少なくなることで「卒園アルバムとして成り立つのか」という点です。
これについては心配無用と言えます。
それは写真を少なくすれば、必然と各々のサイズが拡大され、 見る人にインパクトを与えます 。
シンプルに構成されていれば、それだけ訴求力は高まり、多量写真ではそれが難しいと言えます。
少ないページ数は「コンパクトに整理」されてる印象があり、アルバムを見る方は、最初のページから最後のページまで、飛ばし読みすることなく時間を掛けて閲覧してもらえることでしょう。
このように「コンパクト化」は色々なメリットを持ち合わせています。ご検討ください。
デザインが全く思い浮かばない
空想上ではイメージがあるけど、それを現実的に原稿で表現しようとすると「デザイン」できず、そのジレンマに苦しむ…
ということがあると思います。オリジナリティを求めてる方に特に多い事象です。
- イメージが頭の中に浮かぶ↓
- 原稿に描いてみる↓
- スキル不足、または非現実的すぎて実現しない
といった流れになります。この状況を繰り返すことによりモチベーションはどんどん低下し、再起不能となってしまうのです。
いっそのこと、オリジナリティの追求をやめて 「模倣」 をしてみませんか?
ここで言うテンプレートとはWebでの画像検索で表示される「完成見本」も含みます。
アルバム制作業者から提供されるソフトには「卒アルにふさわしいテンプレート」がありますが、フリー素材提供サイト等での供給数はごくわずかです。
この「写真を枠に入れるだけ」的なテンプレートには期待が持てませんので、画像検索を行い、参考見本を探すことが現実的と言えます。
見本を参考にして自分だけのテンプレートを作成
Web上からイメージに合う完成見本をピックアップし、それを参照してレイアウト考案していきます。
考案されたレイアウトが「自らが制作したテンプレート」となり、それを基に具体的な制作を行ってゆきます。
この詳細については、下のブログ記事で触れていますので、併せてご参照ください。
3.まだ時間があると思うと重い腰が上がらない
先延ばしによって士気が高まらないケースは誰もが経験のあるごく当たり前の状況です。
- 来年の話だし
- 集中して制作した方がいいわ
- やり始めると長期間それにとらわれるようで恐い
上の内容を掘り下げてみます。
来年の話だし
手作りでアルバムを制作する際、次のような制作者のスケジュール感覚が、アンケートによって表れています。
- 理想の制作開始時期 → 9月頃
- 実際の制作開始時期 → 1月頃
「後から苦しくならないように、早い時期からコツコツと制作を重ねて行こう」と頭の中では分かっていても、実際に行動するのは「このままだと間に合わない」と焦りだす年明けであることが分かります。
「まだ来年の話だし」とたかを括るのは 「日数だけでみれば240日もある」 といった数字的な錯覚からです。
では、この240日の日数のうち、制作に費やすことができる日数は何日あるか?さらにその1日に対して何時間の時間を割くことができて、その累計で間に合うのか… といった掘り下げまではほとんどされていないでしょう。
生活環境や制作ボリュームによって、上記に当てはまる数字は異なってきますが、まずは一度 「制作時間を計る目的で制作をしてみる」 ことをお勧めします。例えば、
といった算出です。このセットを何回繰り返し、納期から逆算することで、具体的な開始時期を見出します。
そこで見出した開始時期を見て「来年の話だし」言えるかどうか…
ぜひトライアルしてみてください。
集中して制作した方がいいわ
長い時間をかけるより、短時間で集中して作業を行うことでポテンシャルを限りなく引き出すのは理にかなったやり方です。
この「集中する時期」が、前項挙げたような「シミュレーション」で確定されてるのであれば良いのですが、ただ漠然と「近未来のいつかに集中する」では、いささか不安です。
何が起こるかわからない
コロナ禍は卒園アルバム制作にも大きな影響を与えました。
度重なる行事中止や縮小、専属カメラマンの立ち入り禁止、これらの状況によりページ数減少や構成の変更、最悪のケースは制作自体を中止…
一寸先は闇であることを突きつけられた数年ですが、今後も未知の社会情勢は計り知れません。
そして、年を開けると卒園と就学準備でにわかに忙しくなり、2月後半から4月上旬は卒アルどころでは無くなってきます。
卒園後のモチベーション低下にご注意を
卒園式をアルバムに収め、納期を夏から初秋にする計画の場合、モチベーションの低下を懸念する必要があります。
卒園後、あれほど関わっていた園生活は驚くほど過去のものとなり、親も園児も「小学生」という未来だけを見つめます。
これにより「過去」である卒園アルバムの制作が億劫(おっくう)になり、制作に身が入らないで困るケースが多々あるのです。
短期集中の期間を年明け1月以内と想定し、出来れば早め早めの時期に制作に着手が好ましいと言えます。
年明け行事の制作の場合そうも言ってられませんが、なんにしても「時期に余裕を持つ」ことが円滑の制作を進める秘訣と言えます。
この章を総括した関連記事を下に貼っておきます。
やり始めると長期間それにとらわれるようで恐い
真面目で実直な性格の方が感じるであろう 「やるからにはきちんとこなさなければ…でも今それに触れる時間もないし…」 といった心境です。
「制作をスタートさせたらどのくらいの拘束時間になるのだろう」「どんな悩みが待ってるのだろう」「きっとうまくいかずにジタバタするんだろうな」などネガティブな予想を繰り返すことにより「先延ばし」となります。
前項で「制作時間の計測をトライアルで」とのお話をしましたが、やはり未知の恐れには「小さい実験」をして徐々の扉を開けるのが好ましいでしょう。
写真選定を少しだけやってみる、制作に少しだけ着手してみる、パソコンソフトの基本だけ触れてみる…
といった具合に実験的着手を行います。
予想に反して「楽しい発見」があるかもしれませんし、想定以上に時間がかかり制作自体も困難であれば「急いで開始」することも見えてくるでしょう。
それはアルバム委員のメンバーでも、家族でも、あるいは成約したアルバム業者のスタッフでも良いでしょう。
人に心境を話して、やろうとしていることを共に行うことで、エンジンが掛かることはよくあります。
アルバム業者のスタッフであれば、多くの同じ境遇のお客様の状況を見聞きしていますので、その経験から解決に導いてくれる可能性があります。
それでも作りたくないあなたに
もしどれを試してみてもやる気が出ない、作りたくない心境に変化が表れないのであれば 「業者制作」 をご検討ください。
成約されてる業者に「業者制作」があるかどうかの確認が必要ですが、これが可能であれば、今までお話してきた内容がまっさらになるほどの解決策です(笑)。
ちなみにキッズドン!では、お客様から選定された写真をお預かりしてゼロからデザインレイアウトを行い、印刷製本でアルバムを完成させる「おまかせコース」と、デザインしたファイルをデータでお渡しする「原稿制作おまかせパック」という2つの業者制作コースがございます。
どうか駆け込み寺の役目としてご検討ください。
おわりに
「卒園アルバムつくりたくない」との感情に包まれる方は大勢います。
その低迷した気持ちが少しでも晴れて上向きとなるよう、解決の提案をこのブログでいたしました。
本当はアルバム委員になりたくなかった方、立候補したが途中でギブアップ、重い腰があがらない…など「作りたくない」方の事情は様々です。
作りたくない根源を見つけ、今回の記事の内容に照らし合わせてみて、少しでも解決に至れば幸いです。
どうか無理なく制作をお進めください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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