はじめての卒園アルバム
BLOG Archive
- 卒園アルバムTOP
- はじめての卒園アルバム
- 卒園アルバム委員スタート時に起きる問題5つ
2021.9.10
卒園アルバム委員スタート時に起きる問題5つ
今回は、アルバム委員会、卒園対策委員会が発足し、活動開始の時期に起こりやすい問題を紹介します。
事前に起こりうるリスクを意識しておけば、速やかに解決が図れるはずです。
- どんなトラブルがある?
- 心得ておくことは?
- 挫折したらどうしよう
- パソコンが無いけど制作できる?
起こりうる問題5つと解決策
こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。
卒園アルバム委員が決定し、今年度のアルバム制作が動き出しました。
ご承知の通り、卒園アルバム制作は多くの決め事や、想像以上の労力が必要となる一大イベントです。そして、それなりに問題も起きやすく、的確にそれに対処して完成まで走り抜けなくてはなりません。
今回は、卒園アルバム制作開始直後に起きやすい問題を5つ取り上げて解説をいたします。
1.パソコンがない
業者提供のアルバム制作ソフトで制作しようと思っていた、または自ら所有するソフトで制作しようと思っていた…ところがメンバーとこの話に触れると数名がパソコンを持っていないことが判明…。
このケースは思ってる以上に多い事実なです。
感覚的に「パソコンでできること=スマホでできる」と認識されてる方は一定数存在します。確かにほとんどのことがいまやスマホで代行できる時代です。
ですが、こと卒園アルバム制作となると、簡易的な体裁であればまだしも、未だスマホで完成度の高い原稿を作ることは難しいと言えます。
業者提供のアルバム制作ソフトがスマホに対応していない、他のグラフィックアプリを使用したとしても現実的に細かい作業は不向き…とっ言った短所が現れます。
対処案
スマホで制作をするならば、適したアプリを使用し、少ない写真点数でシンプルに作ることで、実現化するでしょう。
もしスマホ使用者が、プリント写真を切り抜いて台紙に貼る「切り貼り」で制作が可能ならば、その制作方法に切り替えるのも一つの手です。
業者によって「あるページはパソコン」「あるページは切り貼り」とっいった混合が可能ですので、まずはその有無を確認しましょう。
2.制作方法
制作方法がいくつかあり、この内容で意見が割れることがあります。
かたや温かみのある切り貼り制作、かたやスタイリッシュにパソコン制作がいい…といった発言が交差します。
結論からすると、これはその委員が自分に適した制作方法で、ページ担当制で進めることが最良の解決策となります。
1のパソコンで無いでも触れましたが、その契約業者が、複数の制作方法混在を許可してるなら、担当制を積極的に取り入れるべきと思います。
意見の交差はいいこと
制作方法で異なる意見が発言されることは、一見面倒なことと思いますが、むしろあるべき健全な姿と言えます。
それは、同調圧力等で、意見が言いたくても言えない委員は、この後大変なストレスを抱える可能性があるからです。
熱量高い発言者
仮に委員のリーダーが、制作に思い入れがあり熱量が高く、行動派で説得力もある方の場合、どうしてもその他メンバーは発言に萎縮しがちです。
例えば全てのページを切り抜き写真で「切り貼り制作」をしよう!と声高々に声明され、手先が不器用な委員がこれに反論できなかった場合、これからの完成までの長期間、大変な苦行を背負うこととなります。
それは絶対避けなければならないことです。
そのストレスが蓄積し、制作期中に不器用な委員が疲弊して委員脱退となろうものなら目も当てられません。
このようなことが起こらない様「最初が肝心」と割り切り、どんどん思ったことを発言し、意見を交差させてください。
その場に嫌悪感があったとしても、結果的に素晴らしいアルバムが完成するでしょう。
3.ページ数:ページ構成
卒園アルバムの作業は「引き算」と言われています。
テーブルに全ての理想を並べ、そこから現実味ある状態まで取捨選択を繰り返して、ページ数のスリム化を行っていきます。
Aさんは「この項目を外していいのでは?」と提言するのに対し、Bさんは「それは絶対に残したい」と言う…
このやりとりに大きく影響を受けるのが「ページ構成=ページ数」となります。
一般的にページ数によってアルバム本体の料金が変わります。このことを念頭にバランスを考慮する必要があります。
ゆずれないと主張する例
例えばこんな例があります。
- 園行事のハイライトとなる「運動会」や「生活発表会」は2ページではなく4ページでくまなく載せたい
- プロフィール記載の個人ページは1人1ページにして、A4用紙を使って各家庭で原稿を制作してもらおう
- 卒園式は、全員の証書授与のシーンと、全家族の記念ショットを載せ、先生からメッセージをもらって載せるから4ページ必要
といったものです。これに対して一番の解決策は「予算があること前提」として、その通りに全部掲載することです。
ですがそのような恵まれた環境はレアと言えます。
予算は限られてるとしての次の解決策は、ページをその通りの設定にし、製本タイプのグレードを落とす…ということになります。
グレードを落とすというのは、比較的な高額なハードカバーを想定してたならば、ソフトカバーや中綴じ製本等に変更することを意味します。
製本タイプは下げられない
と、なると現実的に「主張されてる項目を断念する」以外に方法はありません。
散々話し合いが持たれてると思いますが、今一度「その主張は本当に必要なのか」を議論する必要があります。
- ハイライト行事の写真は、保護者が既に写真販売等で多くの写真を購入しており、あえて卒アルでページを割く必要がないのではないか
- 正直、この先の将来で我が子以外の園児のプロフィールがプライベート写真を見ることがあるだろうか
- 重要なのは証書授与に絞り、家族ショットは、その家族で撮影してることから、ここでPRする必要はないのでは
といった全く逆の視点で見て、意見を交差させてみてください。
「言われてみれば…」と心境の変化がきっと訪れます。
4.制作開始時期
比較的時間が取れる明日からでも制作に着手したい派、今の時期は兄弟の進学進級や、仕事都合でとても手がつけれない多忙派に分かれます。
この場合双方を尊重し、例えばすぐに着手したい派の方は、今できる「写真選定」を進めるなど、すぐ出来ない派をフォローする形を取ると、この後のコミュニケーションも良好となり、アルバムの完成度も高くなるでしょう。
ですが、これですと出来ない派は負い目を感じ申し訳ない気持ちで今後萎縮してしまうことも考えられます。
となると、最善の方法はただ一つ。やはり担当者制にして自分の動ける都合に合わせて制作を行うことだと思います。
5.性格の不一致
普段は挨拶程度でその人なりは知るよしも無かったが、改めて深く話すと、どうも合わない…あるいはその反対もあります。
これには発言する隙間もないのですが、やはり、担当者制が最大の解決策でしょう。性格の合わない方とは一緒に作業することはなく、常に自分のペースで事を進めることができるのです。
途中経過の進捗報告等の一時だけ、我慢をすれば解決となります。
おわりに
今回は、アルバム委員会、卒園対策委員会が発足して活動開始の時期に起こりやすい問題を紹介しました。
制作方法や生活環境、スキルの違いなど、お互いの主張が交差するとき、それは起きます。
解決するには、グループワークであれど、担当者制にして、個人管理で進めていくのが最良と思われます。
卒園アルバムは長期に渡るイベントです。その間ストレスを抱えながら事を運ぶような苦行のためにアルバム委員になったのではありません。
楽しく制作活動を進めるためにも、委員同士を尊重し合い、トラブルの無い環境をお作りください。
最後に関連する内容をテーマにした記事をご案内します。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
SNSで情報更新をお知らせします
ブログや、フリー素材の新作、ニュースなどの更新情報を、ツイッターとインスタグラムでお知らせしています。フォローしていただき最新情報をお受け取りください。