はじめての卒園アルバム
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2021.9.10
卒園アルバムいらない派への提案
この記事では、卒園アルバムを不要とする保護者に歩み寄り、その考えを理解した上でアルバム購入再検討の提案をどうすれば良いかを紹介しています。
こんにちは、キッズドン!の宗川 玲子です。
- いらない派の心情は
- 購入の提案方法
- うまく歩みよる方法
- 不要の意図が理解できない
なぜいらない?
卒園アルバムを不要とする保護者は一定数存在します。
毎年慣例で卒園アルバムを制作してる園では、その常態化から「いらない」とは発言できず、渋々購入を受け入れている…。
保護者会で「制作に異議のある方」と促されるものの、同調圧力で「いらない」と言えない方…、などサイレントマジョリティと呼ばれる「賛成多数の中の声をあげない反対派」がいることを、卒園アルバム委員は意識する必要があります。
このような状況でも、アルバム完成まで「反対意見」が耳に聞こえず、目に見えずのまま無事に通りすぎることを願うばかりです。
ですが、そのような幸運の環境とは異なり、そのものずばり「私はいらない」と主張を立て、さらにそれが1人ではなく複数名の場合もあり、このケースでは何も始まっていないスタート前で軋轢が勃発します。
まずこの「いらない派」の保護者はなぜ不要を唱えているのでしょうか。
- 写真販売があるため改めてアルバムにする必要がない
- 料金対価に見合わない
- 個人情報保護の観点
- アルバム制作労力を鑑みて
- 諸事情により我が子を載せたくない
大きく上の5項目がそれに値します。もしこれから「いらない派」に譲歩を行う場合、その心情への理解を深めることが大切と言えます。
少し深堀してみます。
写真販売があるため改めてアルバムにする必要がない
カメラマンや先生が撮影した写真をネットで販売する「フォト販売」。または先生のご好意により、無料でダウンロードできる「クラウドサービス」。など、保護者は簡単に写真を入手できる大変便利な環境が整っといます。
行事が開催され、写真が公開されるたびに、保護者は我が子の写真を入手しますが、ここで公開される写真が卒園アルバムにも採用されることがあります。
このことから、我が子が写る行事写真があるから、新たな写真(アルバム)はいらないという心境になります。
もちろん卒園アルバムは「その子」だけではなく、その子と友達の関わりのシーンや、いろいろなデコレーションで雰囲気を演出してますが、それは「いらない派」にとっては価値を見いだせないものと言えます。
料金対価に見合わない
「高額なアルバムの割には大したことのないデザインで、我が子は少ししか掲載されていない」というのが悲しいかな卒園アルバムの一般的なイメージです。
例えば、兄弟がすでに卒園し、卒園アルバムを受け取った経験がある方が、これと同じような印象を受けた場合、「いらいな派」の心境が首をもたげます。期待の持てないものに料金を払うのには抵抗がある…ということでしょう。
個人情報保護の観点
最近ではフルネームで氏名を表記することを敬遠する園が少なくありません。
この場合表記は「下の名前」だけとなるのですが、これは個人情報保護のポリジーに準拠したものです。
この個人情報に敏感な型ですと、我が子がアルバムに掲載されてることにより、アルバムを撮影してSNSに投稿されるリスク、廃棄された際、誰かの手に渡るリスク、まで想定し、我が子の掲載を拒む方も多くいらっしゃいます。
そしてその個人情報保護を大きく掲げ、園児全員がリスクと隣り合わせはいただけない。だからアルバムは不要である、と、なるのです。
アルバム制作労力を鑑みて
卒園アルバムの制作がどれほど労力の掛かる作業かを知ってる方から「アルバム制作作業は本当に割りに合わないので無くても良いのでは」また、「この作業を誰かが被るのは不公平になる」といった救済の親切心から、制作自体を無くそうと提案されるケースです。
そして兄弟卒園の際にアルバム委員を経験した方がいる場合「壮絶な体験談」が話され、保護者は意気消沈となり、制作を見合わせるケースもあるほどです。
諸事情により我が子を載せたくない
園生活は誰もが楽しくて幸福なものであったかというと、そうとは限りません。
人知れず通園をストレスに感じ続けていた園児もいれば、通園すらできなくなってしまう園児もいます。
また、常に先生と衝突を繰り返す保護者や、声には出さないが園の方針に納得がいかない保護者も存在し、これらの胸中からすれば「園の思い出などまっぴら」となるでしょう。このことからアルバム購入を拒むのです。
ここに挙げた心情は、そうそう変えることは難しく、無理やりでも同意させようものなら「北風と太陽」のごとく、さらに反発を強化させてしまいます。
購入への心境の変化事例
私どもキッズドン!に上に紹介した事象同様の相談をいただき、それに対するご提案で、解決が図れた事例をご紹介します。それは、
- 1.アルバム完成品を見ていただき購入を再検討いただく
- 2.制作を業者に依頼する
- 3.非購入者にはデジタルデータを進呈する
の3つです。一つづつ解説します。
1.アルバム完成品を見ていただき購入を再検討いただく
「価値を見いだせないから購入を拒む」方にご提案をお勧めします。
この「いらない派」は「どんなものが出来上がってくるかもわからないのに支払いはできない」という心境ですので、実際に完成したアルバムをご覧いただき、価値に見合うかを判断いただくのが最も適した解決方法と言えます。
ここでの注意点として、業者によっては、まとめての印刷製本で納品した後の「増刷」では、1冊単価の料金が割高となることがあります。
尚、キッズドン!のアルバムタイプ2種類は、1冊の増刷であっても料金変更はありません。
1.2.制作を業者に依頼する
1.の完成品をご覧いただくケースで、仮にその原稿を業者が制作し、それが高いクオリティであれば、更に追加発注の可能性が高まる場合があります。
これは趣味趣向のことですので一概になんとも言えませんが、やはりプロの制作は、保護者の思い描くアルバムのイメージの期待を超えるものを出してきます。
これにより「こんなデザインだとは思わなかった」という意外性から購入に至ケースが多いのが事実です。
また、この「業者依頼」は、前述の「アルバム制作は労力がかかり不公平」という意見への対策ともなります。
役員選任の際「今年のアルバム委員は、直接制作に携わることなく、写真の選定だけで、業者におまかせします。ですので作業量は他の役員とさほど変わりません」と通達することで、保護者のみなさんは納得されることでしょう。
このケースは園の先生の環境にも同様と言えます。
例えば園寄贈のアルバムを他の先生が見て、自分の担任だったページが気にいったので個人的に購入したい…や、園長先生からアルバム廃止を命じられ、業者制作を提案した所すんなり承認を得たということなど。
どうか業者の力をご活用ください。尚、キッズドン!は始めからデザインレイアウト等の制作一式がセットになっています。
3.非購入者にはデジタルデータを進呈する
どのような提案に対しても「不要」を唱えられるのであれば、これ以上無理にお誘いすることはできません。
ただし場合によって「実は園児はアルバムが欲しくないわけではない」ということがあります。いや、大半は保護者の心情で拒むのであり、卒園生が直接いらないというのはレアケースです。
言わずもがな、卒園アルバムは卒園生に向けた贈呈品です。この大義から、卒園アルバムがどんな風にできたかを画像で示し、そのファイルを進呈されてはいかがでしょうか。あくまでも「見る見ないはあなたの都合で」というスタンスです。
この行為は意外に「いらない派」がアルバム委員に心を開く鍵となります。
それが真の目的ではありませんが、ここまで私たちのことを考えて歩みよってくれた…という感謝の気持ちが自然に湧き上がるようです。
そして、そのデジタルファイルを卒園児が見て喜んでいただければ、さらに「やはり買うわ」と進展したら、アルバム委員最後の大役に花を飾ることとなるでしょう。
画像は、私どもキッズドン!でれば、印刷製本の直前にご確認いただく製版データをそのままご提供できます。
他の業者様には「製版元のデータをファイルでいただけないか」と、ご相談すればなんらかの形で対応いたけると思います。
おわりに
今回は、卒園アルバムを不要とする保護者に歩み寄り、その考えを理解した上でアルバム購入再検討の提案をどうすれば良いかを紹介しました。
まずは、不要を唱えてる保護者の気持ちの寄り添い、真意を伺うことが大切だと思います。そしてその理由を解決できる方法が無いかを業者にご相談ください。
決して少ない事象ではなく、どの業者も提案を持ち合わせているはずです。
アルバム委員の方が気持ち良いフィナーレを迎えられるよう応援しています。
今回も最後までご覧いただきありがとうございます。それでは、また。
キッズドン! 代表 宗川 玲子(そうかわ れいこ)
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